皆さんは食生活や生活習慣を日常的に気にかけていますか?何も気にせず過ごしていると、血糖値がとんでもない数値になっているかもしれません。血糖値や血圧などの情報は定期的に計っておくことが健康体への秘訣です。糖尿病は様々な合併症を引き起こす可能性があるので、事前に糖尿病の症状についてや自分の血糖値を調べてみましょう。

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世の中の健康ブームに肖り、テレビやメディアでも頻繁に紹介される生活習慣病の代表に糖尿病があります。
糖尿病には2種類あるといわれていますが生活習慣病で取り上げられているのは2型糖尿病です。
糖尿病で恐れられているのはこの病気自体ではなくこの病気で引き起こす疾患です。
また糖尿病は一度発症すると完治は難しいといわれている病気でもあります。

糖尿病は初期段階では症状がないので、知らず知らずのうちに症状が進んでいたなんていう話は決して少なくなりません。
そんな2型糖尿病のセルフチェックが簡単にできますのでご紹介していきます。

糖尿病はどんな症状?チェックしてみよう

2型糖尿病にはなりやすい人には特徴があります。
簡単にセルフチェックできるのでご自身とあてはまっているか見比べてください。
家族や血族に糖尿病患者がいる人、20代よりも太った経験がある人、家族の中に肥満や脳卒中、心臓に関する病気を患っている人、脂っこいものや甘い物が好きな人、運動不足の人などこれらにあてはまる人は糖尿病になりやすいといえます。

この糖尿病における各セルフチェックの共通点は生活習慣です。
一見、家族の病歴等を問われているものがあるので別の要因を連想してしまいがちですが、これも生活習慣などの環境要因に含まれます。
一緒に住んでいる家族との日々の食事や生活スタイルはよっぽど意識しない限り同じような日常生活を送ることになるでしょう。
そのため糖尿病のリスクが高まるのです。

また生活習慣の中で食生活の乱れももちろんですが、運動不足の人も要注意です。
健康な人の体は食後、膵臓からインスリンとよばれるホルモンが分泌されて、食後で吸収した血糖値を正常に保つ機能をもっています。
しかし糖尿病になるとこの機能が正常に働くことができなくなり、過度に取りすぎた血糖値を処理できず高血糖状態になってしまうのです。
そのため血糖を運動により消費する必要があります。

またせっかちな性格ですぐイライラしてしまう人も糖尿病になりやすいといわれています。
このような性格の人は自分を落ち着かせるために甘いものを欲するサインを体がだす傾向がありますので注意が必要です。

次に2型糖尿病の自覚症状におけるセルフチェックをみていきます。

  • 喉が渇きやすく水をたくさん飲んでしまう
  • 食べた後でも満腹にならない
  • 頻尿になった
  • または尿の量が増えた
  • 普段と変わらない生活をしているのにやせてしまう
  • 疲れやすく常にだるい
  • 足に痺れを感じる
  • 体全体が浮腫んでいるなど

この中でも1つでもあてはまるものがあれば早めに医師へご相談してください。
症状が既に出ている方は発症してからかなり時間が経過している可能性もあります。
糖尿病は初期段階では全く症状がない場合もありますが、小さな体のサインを見逃さないようご注意ください。

これらのセルフチェックはあくまでも自宅で簡単にできるものです。
日頃から不安を抱えている人、もしくは心配なご家族がいましたら、みなさまで健康診断を受けて生活習慣の改善に努めましょう。

隠れ糖尿病は健康診断で見つけにくい

糖尿病ときくと太っている人をイメージしがちですが、実は痩せている人も糖尿病を発症している人もいます。
毎年健康診断を受けて問題ない人でも実は糖尿病を発症していたという人も残念ながらおります。
もともと発症当時は自覚症状がない病気ですので、このような人は進行度も早いです。

『隠れ糖尿病』とは先述した通り健康診断などのスクリーニング検査で糖尿病と診断されなかった糖尿病のことです。
実はこれはかなり多いといわれています。
健康診断では通常、空腹時血糖値によってこの病気の診断を行います。

尚、空腹時血糖値とは前日の夜から10時間以上絶食した状態での検査値のことをいいます。
こちらは基本的な検査ですが、この検査だけでは把握できない食後高血糖とよばれるものがあります。
一般的に食事をすると血糖値が上がりますが、膵臓から放出されるホルモン・インスリンの働きにより食後2時間ほどで正常値に戻ります。
しかし食後高血糖の場合、正常値に戻ることなく高血糖の状態が続いてしまいます。
空腹時血糖が正常でも食後高血糖値で糖尿病だったというケースが昨今多いことが判明したのです。

このような隠れ糖尿病に若い女性の発症率が増加している現状があります。
特に美容意識が高い女性は要注意です。
美しさを求める女性にとって、体型維持のためにダイエットを意識してカロリーをつい気にして行動する人は多いのではないでしょうか。
またカロリー計算は苦手だから食事の量を減らしてダイエットしている人もいるでしょう。
実はこの考えが隠れ糖尿病の落とし穴です。

食べる物はトータル的な栄養バランスが大事です。
炭水化物のみやお肉のみでは血糖値も上がりやすく、野菜のみだと今度は体のエネルギーが足りずに少しの食事を体に溜め込みやすくなります。
また総カロリーを気にしていると野菜やタンパク質の占める割合よりも脂質や糖質の割合の方が多くなる傾向もあるそうです。
そのためすべての栄養素を3食バランスよく摂取することが重要になってきます。

ダイエットする女性は食事のバランスだけではなく、ぜひ運動も取り入れることをおすすめします。
女性は男性よりも筋肉が少ない上に年齢を重ねるごとに運動不足の人が増えています。
血糖値はインスリンの働きで下げることができますが、全ての糖を消費することはできません。
この残りの糖は実は筋肉で消費しているのです。

隠れ糖尿病は先ほどと同様のセルフチェックで確認することができます。
太っている痩せているに限らず心配な方は一度チェックしてみてください。

小児糖尿病の症状について

生活習慣から招く2型糖尿病は大人が発症するというイメージをお持ちの方が多いと思いますが、実は近年子供の発症も増加しているのです。
15歳以下で発症する糖尿病を小児糖尿病とよばれています。
昔は小児糖尿病ときくと、免疫機能の異常によって発症する1型糖尿病のみに着目していましたが、昨今の日本では2型糖尿病が1型よりも高い頻度で発症しています。

急増している2型の小児糖尿病は、大人と同様に偏った食習慣や運動不足などによる肥満・ストレスなどの生活習慣の乱れが主な原因です。
子供を取り巻くライフスタイルの急激な変化により、子供の生活スタイルが乱れ増加しているのです。
例えばファストフードやコンビニなどの普及により子供は食べたいときにいつでも気軽に食事ができるようになりました。
このことにより子供の間食が増え、必要な栄養素をとれず糖分や脂肪分などを過剰に摂取しまいがちです。

小児糖尿病の初期症状として、大人と同様にのどがよく乾き水分を多く摂取することです。
水分を多量に摂取することで尿も多量になります。一度止まったおねしょが再発するようになった場合は注意が必要です。
しかしこちら1型ではこのような症状が出やすいのですが、2型はこれらの初期症状が出にくいともいわれています。
多くは学童健診で見つかることが多いようです。

この恐ろしい小児糖尿病を予防するためにはやはり正しい食生活と運動がポイントになってきます。
運動によって肥満が解消され、筋肉がつくことによって基礎代謝が高まり太りにくい体をつくることができるからです。
また成長期の子供にとって睡眠も重要です。
睡眠不足はホルモンの働きを抑制するため、夜更かしはせず正しい生活リズムを身につけるようにしましょう。

小児糖尿病の治療は大人よりも厳しいモニタリングを要します。
子供は成長期でもあるので治療する際に摂取エネルギーの調整や変更をこまめに行い、その治療とともに快適な学校生活を送れるような配慮も怠ってはいけません。
また発症年齢が低いだけに、病気が進行すると若いうちに障害に至ることがあるのも現状です。
このように小児糖尿病は大人以上にリスクが高い病気となっています。
子供の将来のためにも家族全員の力で生活習慣を見直し、健康的な生活を送れるように努めましょう。

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